ごとう司法書士事務所オフィシャルブログ

2015.10.22更新

土地や建物を買う時って、大抵「決済」と呼ばれるものが行われます。

売買契約時には、代金の一部を支払い、その後、残りを1ヶ月ぐらい後に全額支払うというものです。

売買代金の融資を受ける場合は、間違いなくこの方法がとられます。

 

この決済って、司法書士としても重要な立場になるんです。

売主さんは、代金支払いまでは権利証(登記識別情報)等の名義変更書類は渡したくない。

買主さんは、名義変更書類をもらわないと代金を支払うのは怖いので払いたくない。

不動産取引の怖さを知っている人なら、誰しもそう思うはずです。

昔は、売主になりすましもありましたし、理論上は、売主が同時に2人に売買するも可能ですので。

 

この両者の要求をかなえるために、司法書士が登場します。

取引安全を担保し、代金支払いと名義変更の同時履行を可能にするために登記に詳しい司法書士が責任を持って決済の場に来て、取引のGOサインを出すわけです。

 

この本当の意味を理解しようとすると、民法の知識が必要ですので、たまに不動産業者さんでも深く理解をしていない場合もあります。

とはいっても、司法書士が関与すれば、そこまで理解をしなくても、取引安全は確保されるので大丈夫ですが。

 

そのように考えると、仮に買主さんが自分で登記をやりたいと言ってもなかなか実現しないのが理解できるようになります。

通常は融資をする銀行が絶対OKしませんので。

仮に、登記手続きにミスがあり、融資日に名義変更及び抵当権設定ができないなんて自体が起きては、大問題ですので。

これには、対抗要件の理解が必要ですが、それはまた別の機会にお話しします。

 

平成27年10月22日

 

投稿者: ごとう司法書士事務所