偶然か、夏以降、遺言相談が増えています。
10月は、愛知県司法書士会の相談会も多数開催されたので自分が受けた相談としても相続、遺言の相談はありました。
財産を残す側は色々と考えますが、もらう側は、また違う都合で解釈します。
このすれ違いって切ないですね。。。
財産をもらう予定の相続人は、それぞれ違う解釈をしてしまいます。
例えば、親から妻や子への遺言。
親が思っているほど、子供っていつまでもかわいい子供ではなくなっているんですかね。
結婚して、世帯を持つとまた違ってくるでしょうし。
どうしても、子供は、もらう財産の大きさを愛情の大きさだと考えがちです。
お兄ちゃんは、多すぎるとか。末っ子には甘いとか。
実際に、そういうケースもあるでしょうが、生前に援助していたり、現在の子供の社会的立場などを考慮して、必要な子供に多く分けることも考えられます。
親子関係が大切なんでしょうね。
結局、どういう親か、どういう子供かお互いが理解しあっていないと、遺言の解釈を以心伝心で伝えることはできません。
そうならないためにも、遺言に、このように財産を分ける理由や相続人へのメッセージを書いてもらうこともあります。
これって、結構大事です。
亡くなって遺言の開封や、相続手続きのお手伝いをすることがありますが、相続人の方と話すと、よりその重要性を感じます。
遺言者の意図を理解している相続人ってあまり見たことないので。。。
ほんと、難しいですね。
最後は、えいやーで思い切りですかね(笑)
平成27年10月13日